山日記２

例の山に住むお金持ち親子ですが、

娘Ｂちゃん（１２）はあんまりやる気がありません。ちょっとトイレ、とかちょっとのどが渇いたからジュース、とかこまめにさぼろうとします。最近はお絵かきしながらの参加。きっとお母さんにやれと言われてしぶしぶ日本語やってんだろーなー、かわいそうに。そして今週Ｂちゃんの姿がありませんでした。お母さんと１対１のプライベートレッスンをしながら、ああついに辞めてしまったのだな、と思いましたが、１時間ほどすぎたとき、Ｂちゃん登場。「なんで呼んでくれないの、なんでふたりでやってんの！」と半べそでご立腹。（その日はいつもより１時間早く呼ばれたんですが、お母さんの作戦だったらしい）

母：だってあんたいっつも絵ぇ描いてて全然勉強してないじゃない。やりたくないんでしょ。

娘Ｂ：なんでえ、ずるいいいぃ。

とむくれて台所（広い、メイドが３人）へ泣きながらかけていってしまいました。そして１０分後、むくれたまま席に着き、参加するのでした。

だーっはっはっはっ、やりたいんじゃん、

一生懸命やるのがかっこわるい、みたいな年頃なんでしょうかねえ、まあ仲間はずれにされたのがいやだったんでしょうが、案外素直でかわいいじゃないですか。



わたし：Ｂさん、昼ご飯を食べましたか？

Ｂ：いいえ、食べません。



わたし：昨日何を食べましたか。

Ｂ：なにもたべませんでした。



わっはっはっはっ、否定形のほうが難しいのにちゃんとできてるー。こりゃあ利用できるわ、ざまーみろ。